“ラ・バヒアのベッケンバウワー”とも呼ばれた元カディスCFのカルメロ・ナバロ氏が、彼のキャリアについて、また水曜日に行われるベティス戦の展望について、ラモン・デ・カランサで語りました。
生まれ変わったカランサ
ピッチには忘れられない思い出が詰まっています。スコアボードに、助け合う人々。ピッチの綺麗な芝生を見ていると良い思い出が蘇ります。このピッチで素晴らしい時間を過ごしました。
キャリアの初期
全ての子供がそうであるように、一軍でプレーすることが夢でした。長年プロとして過ごして楽しかったし、思い出がたくさんあります。
ベティス時代
ほろ苦い思い出です。加入直後は良かったのですが大きな怪我を2回経験し、長い間プレーできませんでした。しかしチームは素晴らしく、プロフェッショナルな人たちに出会えました。セビージャとのライバル関係も特殊なものでした。
ベティスとカディス、心はどちらに?
心はカディスタですね。ベティスのこともとても好きですが、カディスとは比べられません。カディスからしか得られないものを与えてもらったし、私もカディスに恩返しをしたいと思っています。
ビクトル・エスパラゴとの再会
私の父がマヌエル・デ・イリゴジェンと親しかったのですが、ビクトルがカディスが1部に残留したらチームに来ないかと言ってくれたんです。それが移籍の決め手となりました。
重要な選手
たくさんいますね。コーチやスタッフも含めて、カディスは家族のような存在で、原点とも言えると思います。
マヒコ・ゴンザレス
彼のことはサッカー選手としてではなく、一人の人間として見ていました。彼は人間として立派な人で、優秀で、そして友人でした。ピッチ外での彼についてはコメントする立場ではないですが、間違いなく彼はカディスの象徴で、その記憶は消えることはありません。
チームの評価
当時は1部に行くのが目標でした。今のチームは強く、いい状態だと思います。残留できることを願っています。
スターとの対戦
1部にいればクロース、ベンゼマ、メッシのようなスターたちと対戦することがあり、そこからは学ぶことがあります。世界トップレベルの選手たちとプレーできることはいつの時代も光栄なことです。
マラドーナについて
伝説ですね。彼と交わした言葉は良い思い出で、歴史上最高のフットボーラーだと思います。
“ラ・バヒアのベッケンバウワー”
ミカエル・ロビンソンが名付けてくれたんです。”El Beckenbauer de La Bahía” (=ラ・バヒアのベッケンバウワー)の頭文字を取ってEBDLBをメールアカウントに使っているぐらい、嬉しい逸話になっていますね。
昔の印象
髭を生やして髪も少なく、ピッチでは真面目そうだと言われていました。今は髭を剃り、タトゥーを入れるのが流行っていたりして様子が違いますね。
特筆すべき選手は
全ての観点から今の選手たちは私より優れていますね。今カディスに所属している選手は全員1部で戦うプロとして求められているからいるわけだし、その実力を発揮していると思います。
カディスと一緒に長く1部を戦った
当時チームを1部に留まらせることは私にとって誇りでもあり、喜びでもありました。カディスからもらった恩を返すことができたことが一番嬉しいです。
チームとファンに向けてメッセージを
チームに向けては特別なメッセージはありません。既に素晴らしい戦いを見せてくれているし、特にセルベラ監督が地に足をつけて残留を目指すと口にしていることに好印象を持ちます。1部に残ることがまずは一番大切ですからね。ファンに向けては、スタジアムで応援できないのは非常に残念ですが、どうか我慢してチームのことを信じてくださいと伝えたいです。