バレンシアCF vs カディスCFの試合は、単なる年明けの一戦目ではなくそれ以上の雰囲気がありました。カディスは先制し勝利のチャンスがあったものの取りこぼし、バレンシアはこれ以上負けられない試合だっただけに、引き分けという結果は両者にとって喜ばしくないものとなりました。
最終ラインにアルカラ、ゲームメイカーにアレックス、前線にチョコとネグレドを起用したように、セルベラ監督はいくつかのフォーメーションチェンジを行いました。相手エリアで非常に良い戦いを見せ、試合開始2分にはアレックスのコーナーキックからネグレドがチャンスを得ますが相手DFディアカビに阻まれてゴールならず。チェリシェフの攻撃の後、ハイロのシュート、そしてアレックスもシュートを放ちますがゴールポストの上を通過します。
ハビ・グラシア率いるチームは22分にマキシ・ゴメスがチャンスメイクしますがレデスマのナイスセーブ、その直後にはガメイロが負傷し韓国出身のイ・カンインを投入します。チェリシェフのヘディングシュートがポストに当たったシーンのみで、互角の試合展開で前半を終えます。
後半カディスはハイロに変えてアカポを投入。これによりイサのポジションが変わり、よりのびのびとしたプレーを見せました。マキシ・ゴメスが再びシュートしますがレデスマが防ぎ、カディスが次第に流れを掴み出します。そして58分、エスピノがあげたクロスにチョコ・ロサーノが反応し先制。
バレンシアは巻き返すべくアレックス・ブランコ、マヌ・バジェホを投入しますが、71分には再びアレックスのコーナーからチョコが惜しいシュートを放ちます。その後カディスは攻撃陣を入れ替え、イエローカードの警告を受けていたチョコ・ロサーノとアルバロ・ネグレドに代えて、マルバシッチとアルバロ・ヒメネスが出場します。
しかし79分、ガヤのロングクロスからマキシ・ゴメスが得点し、試合は引き分けに。最後バレンシアはワスに代わってソブリーノ、カディスはアレックスに代えてぺレアを投入します。ヒメネスの前線での動きはオフサイド、ヨンソンの駆け上がりもありましたがその後得点は決まらず、バレンシアとカディスが勝ち点を分ける形で試合は終了しました。