15年ぶりのサンティアゴ·ベルナベウでの試合は、昨シーズンの勝利も心に秘めながら、固い守備を武器にレアル·マドリードとの対戦を迎えました。
スターティング·イレブンは怪我人も考慮し、左サイドにソブリーノ、アレックスをチョコのすぐ下前線に置き、アレホを右サイドに配置。
レアル・マドリードは立ち上がりから攻撃を仕掛けますが、開始直後4分にはカラがヴィニシウスの攻め上がりを阻止し、ロサーノのパスを受けたファリがボレーを放ちます。
15分にはベンゼマのロングシュートをレデスマがクリア、その直後にはメンディのシュートがポストをかすめます。前半最大のチャンスは22分、バルベルデから生まれますがこれもレデスマが防ぎます。アレホのゴールポスト上をいくシュートでカディスもなんとか攻撃の姿勢を見せますが、ゴールとはなりません。
25分にはイヴァン·アレホを後ろからタックルしたカゼミーロがイエローカードを受けます。
前半の走行距離は相手が50kmだったのに対して、カディスは52kmを記録していました。前半終了間際にチョコ·ロサーノが足を痛め、オスマジッチかネグレドが交代で入るかと思われましたがそのままハーフタイムに突入。
後半も守備のポジションを取るカディスに対し、ホームチームが猛攻を見せます。カディスはヴィニシウスにはアカポが、アザールにはエスピノがつき、守備面でハードワークを見せました。クロースからのクロスを受けたアザールのヘディングにはレデスマが対応しますが、カゼミーロとヴィニシウスの攻撃も止みません。
後半20分にはアレホに代わりチャペラを投入。ソブリーノからのパスを受けたネグレドのシュートはこの日初めてのカウンター攻撃となりますが、ゴールには至らず。
ベンゼマのシュートはレデスマがスーパーセーブを連発。エスピノがカウンターを試みますが攻撃面ではフィニッシュが決まらず、ヨンソンに代わりバスティーダを投入するなどフレッシュな空気を取り入れます。
3分のアディショナルタイムではベンゼマが魅せます。クロースのシュートもありましたがレデスマが守り切り、カディスは貴重な勝ち点1を手にしました。